【過去の問題なのに…】
過去は変えられると思いますか?それとも無理だと思いますか?
起こってしまったことを時間を遡って変えることなど無理。その通りです。
ですが、そのことに対する現在の感じ方、捉え方を変えることで、過去の未解決な思いやトラウマを解消することは可能です。
過去の出来事に縛られて、自覚、無自覚に現在の生き方が影響を受けています。
例えば、幼少の頃。相手の勘違いによって一方的に怒鳴りつけられ、恐怖と不安から弁解もできずに言葉を飲み込んでしまった経験があるとしましょう。すると、大人になってからも怒鳴り声に同じような反応をすることがあります。
これは、頭で考える前に嫌悪系感情に反応する扁桃体が反応して起こしている現象なのですが、幼少期につくられたパターンによって繰り返す反応で、自分ではどうすることもできません。
ですが、SAT療法を用いるカウンセリングにより、この扁桃体反応を抑えることが出来ます。
そして、過去の記憶によってつくられた、無力感や諦めの脳のネガティブプログラムをポジティブプログラムに書き換え、新たな脳神経回路をつくることにより、無自覚に繰り返す反応を失くすことが出来ます。あなたの感じ方、捉え方が変わるだけ。それだけで世界は一変し見える景色が違ってきます。
【不登校の正体】
不登校の原因は様々です。色々な本を読んでも、ネットで検索しても、答えは見つからず、焦りと不安でどうしてよいか解らず途方に暮れてしまい、ご相談にお見えになる方が沢山おられます。(お子さまご本人からのご依頼も増えています)
不登校になったきっかけは、同級生のいじめかもしれません。授業についていけない学力の問題、またはギフテッドといわれる突出した才能があるが故、行動や思考が個性的で馴染めないのかもしれません。原因不明の頭痛や腹痛、めまい等の身体症状から朝起きられないといった体の不調かもしれません。教師、または学校教育のあり方について、抵抗しているのかもしれません。また、具体的に思い当たる原因が無いことも多々あります。
コロナ禍の影響により強制的に行動制限が掛かり、生活そのものが変わってしまうといった大変な問題もありました。昔と違いゲームやYouTubeなど没頭できる物が溢れていて、その世界に入ればあっという間に時間が過ぎて、昼夜逆転してしまう事もあるでしょう。(特にゲームやYouTubeへの行動依存はWHO(世界保健機関)が定めた基準というものがあり依存傾向の基準が明確になってきました)
ですが、それらは全てきっかけにすぎず、原因はもっと違うところにあります。
先ずは原因探しを辞めましょう。すると何が起こりますか?
現状を受け入れ、躊躇いなく心と身体の休息をとることが出来ますか?周りは暖かい思いで見守ることが出来ますか?
もし、焦りや不安や無力感、劣等感などが出てくる場合、その感じ方が不登校に繋がった原因かもしれません。
将来を心配して復学することに意識が向いて、本当の心の声に気付かずに問題を先送りすると、社会に出てから、家庭を持ってから、さらに長期化して問題は大きくなります。
いま、現在、心は何を望んでいますか?
常識という壁に隠れて、見えなくなっている本当の心の声を見つけるカウンセリングを行います。そうすることで本来持つ、自分らしく生きる力を引き出すことに繋がります。
不登校は人生のつまずきではありません。この問題を通し、誰かがつくった常識に捉われずに、自分の生きる道を自分で見つけて、自分らしく楽しく生きる。本質的欲求を満たすことの重要性を教えてくれています。
【対人関係のお悩み】
コミュニケーションが苦手。いじめやモラハラ。自分の思いを素直に言えない。怒ることで解ってもらおうとする。人から好かれるはずがないと思う。意地悪をしてしまう。親密な関係になると自ら関係を壊してしまう等、対人関係が上手く築けない様々な問題について原因を探っていくと、根底に強い不安感と自己肯定感の低さがあり、生真面目で責任感が強い性格等と、複雑に絡み合って影響している場合が多いです。
例えば、幼少期にいじめられたと感じる事があったとしましょう。
誰にも打ち明けられず、ただ孤独に耐えた経験がある場合、自己肯定感は低くなります。仲の良い友達や恋人が出来ても素直に自分を出せなかったり、家族や夫婦、親子関係が壊れる不安や恐怖心から、相手を追い詰めたりコントロールしたり、怒ることで相手の感情を試してみたり、仕事で認められようとして仕事依存の行動を起こす場合もあります…結果、疲弊してしまい、孤独で苦しい状況を生み出してしまいます。
また、こういったパターンが作られた原因は自覚している幼少期の体験に限らず、生育状況により作られた性格、潜在的なトラウマ記憶、遺伝的に受け継いできた不安に感じやすい感受性の影響によるものかもしれません。問題を引き起こす感じ方のルーツを明確にし、改善し、解決へと導きます。
【怒りを抑えられない】
夫婦や子ども、部下や上司、友達や教師。政治や環境。ペットにまで…対象は様々ですが、いつも怒りを持っている人がいます。表面的には穏やかに振舞っていても裏表のある生き方は大きなストレスを生み、その生き方を続けていると、いつかは心身の不調として表れます。
怒りには隠れた感情があります。
自分の思いを解ってくれないから?
自分のルールと違うから?
自分を弱いとか無力だと思いたくないから?
では、なぜ自分の思いを解って欲しいのでしょうか?
自分のルールと違うと何が問題なのでしょうか?
自分を弱い、無力だと感じると何が起こるのでしょう?
怒りは自分の中の何かに触れた時に、自分が作り出しているもの。相手や対象が原因ではないのです。
まずは自分の守りたいもの。触れたくないものを見つけ出します。怒りのポイントや傾向を整理し、隠れた感情や怒りの原因を突き止め、改善・解決へ導きます。
【抑うつ状態】
抑うつ状態(うつ症状・状態)とは慢性ストレスや病気による状態を表し「気分が落ち込んで何もする気になれない」「憂鬱な気分」などの心の状態が強くなり、様々な精神症状や身体症状がみられることを言います。
うつ病や双極性障害、統合失調症、不安症等の気分障害に伴うもの、パーソナリティー障害に伴うもの、摂食障害、アルコールやタバコ、ギャンブル、ネット、ゲーム、薬物、買い物、セックス等の依存症に伴うもの、事故や病気による身体疾患、症状からなるものも含まれます。
どのような原因であれ、抑うつ状態が長期化すると、うつ病発症のリスクが高まります。
カウンセリングにより、早期にうつ状態を改善することが望まれます。
抑うつ症状・状態を引き起こしている原因を突き止め、改善、解決へ導きます。